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☆通関士取得日記


通関士は人気が高まっているということもあり、難易度は年々増加傾向です。またテスト3科目のうち、通関実務等の業務経験が一定期間に達している場合、一部の科目が免除されることを考えると、全教科受けて合格する人の割合は極わずかなのかもしれません。
私は学生時代に勉強していたので、受ける人の大半が社会人ということもあり、勉強時間においては優位に立ちなんとか一発合格できました。とはいえ難しいことには変わりはないので、ご参考として下記に取得の流れを紹介します。(2003年当時より)


勉強期間

通常は6ヶ月は欲しいところです。しかし、受かる人は集中すれば2ヶ月ぐらいでも受かる人はいるようです。

・学校に通うか独学か
独学で一発合格は難しいと思います。一発合格を目指す方は学校に通うことをオススメします。10月に試験なので、4月頃より週一回、半年間で当時は15万円くらいでした。今は通信教育とかでも扱ってるようですね。


試験のポイント
3科目のうち、短答式、記述式、実技の6個のテストがあり、全てに足切りがあります。それがなんと6割!つまり1教科でも60点を下回れば終わりです。合格水準は7割5分といわれています。
また3科目目が曲者です。短答式は幅広く出題され、また内容も難しく勉強する箇所を絞れません。申告書の作成実技は特に輸入申告書の計算箇所が多く、計算を間違えれば、後ろの計算も全て間違えることになるので、それだけで6割を切ってしまうという落とし穴があります。


流れ

〜3月
学校探し。オススメは片山立志先生の学校です。片山先生著の教材も書店で一般販売されていて、それはそれでかなり質が高いものなのですが、講義の質も高いです。ゼロから貿易を勉強するのは大変ですからね。

4、5月
講義スタート。講義を聴いて、内容に徐々に慣れてきます。
通関士は言わば法律を勉強するのですが、やはり毎年試験傾向があり、講義ではポイントを抑えてくれます。
講義後は、ならったところを必ず復習。そして宿題も出ます。

6月
その他教材も買ってみる。教材は練習問題。反復勉強開始。(全部で6冊くらい)

7、8月
この時期になると模擬試験があります。当時は全部で2回ありました。そして私は全てで不合格の内容でした。その理由は輸入申告書。税率の適用を間違えているか、途中の計算間違い。他は全て問題ないのにここだけがいつもダメでした。しかし、一つだけダメでも落ちてしまうのが怖いところ。申告書の問題を集めた教材というマニアックなものを買いひたすら解きました。
あと、過去問題集もそろそろ解ける頃になるので、一人模擬試験の開始です。

9月
この頃にはすでに出来上がっている状態。練習問題の反復。苦手分野の集中勉強をして準備に備えます。
100点取るくらいの心持で。

10月
試験。自己採点では8割5分くらいでした。この都市は例年以上に難しかったらしく、合格率は前年の半分以下でした。特に3科目の短答式、危うかったです。。全体で8割5分でも一個落としたらアウトですから。



☆特集


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